ミュージカル異国の丘
ミュージカル「異国の丘」を観ました。ストーリーは、米国プリンストン大学に留学中の九重秀隆が同じく留学中であった蒋介石の姪と恋に落ち、日本の上海攻撃で一旦は別れるものの、やがて秀隆は九重首相の、蒋介石の姪は蒋介石の間を取り持ち、日中和平を目指しますが、戦争継続を望む日中の人々に阻まれてあと一歩で実現せず、その後秀隆は兵役で満州へ赴き終戦を迎え、11年間シベリアに抑留され、帰還直前に毒殺される、というものです。
主人公の九重秀隆は「元首相近衛文麿の長男、近衛文隆という実在の人物」をモデルとし、実際に近衛文隆により試みられた和平工作事件を素材に物語が構築されています。
公演の中の回想シーンで当時流行したダンスステップが披露されて華やかなシーンもありますが、全体的に重苦しい当時の雰囲気が続きます。最後に何回もカーテンコールがありましたが、皆さん何らかの感動を受けたのだと思います。私も戦争を続ける理不尽さ、その後の処理・対応の理不尽さに憤りを覚えました。今でもこのような状況が世界中に残っていることを考えると自分ではどうすることもできないむなしさを痛切に感じます。
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